エルヴィン・ビショップ@ビルボードライブ大阪

先日のフィル・マンザネラと同じく整理番号4番。きっちり同じテーブル、最前列ど真ん中をキープ。視界をさえぎる譜面台は今回なし、すぐ目の前がエルヴィン御大“第1立ち位置”だ。彼にしては小さめ格子のシャツにデニムのオーバーオール、プレイに熱が帯びてくると、左肩紐はダラリと下がったまま、シャツの胸元もはだけてくるエルヴィン74歳だった。

とにもかくにも「愛に狂って(Fooled Around And Fell in Love)」。何度聴いたかわからないあの魅惑のイントロが、手を伸ばせばまちがいなくとどくその場所で御本人によって奏でられている!もうこれだけで涙もの。はてこのバンドで誰がボーカルをとるのかと思いきや、意外やそれまでプレーに集中していた黒人カホーン奏者がのびやかな声を聴かせたのだった。

ライブなかほどエルヴィンが「大阪のトモダチ」と紹介、なんとNacomiさんがギターを抱えつつステージに現れたのでビックリ。京都のバンド、フリッジの酒井ちふみさんらとのBIG APPLEなる女性ユニットの一員でもある彼女、そうかニューオーリンズつながりか。数年前のマリア・マルダー・ライブ、やはりこのビルボードでテーブルがお隣同士だったことを思いだした。

とにかく“ぶっというねり”とでも表現したいグルーヴ、ライブ後半にはエルヴィン自らギターを爪弾きながら客席内をゆっくりと一周、このときフロアの熱狂はピークに。100分間の興奮さめやらぬ夜ふけのひととき、たまたまFM cocoloを流していたらフジロックの録りたて音源によるいくつかのエルヴィン楽曲が。熱狂の余韻をしみじみと味わったのでありました。